相手(周囲の人)に、余計な気を使わせにくくするには?
おはようございます。
バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。
本日は、
相手(周囲の人)に、余計な気を使わせにくくするには?
さて、
街中というか決まった時間に
どこかの近辺を車に乗って走ってると、
必ず観る光景というか人っていますよね。
職業柄とかじゃなくて...
『まぁいるけど、それがどうしたんだ?』
はい、僕がよく観るのは、
駅から学校までの歩道を(300mくらい)
車いすを自分で漕いで通学している
ある高校生なんですけど、
いつも固まりの最後尾を
誰の手も借りずひとりで
ごく自然にというか黙々と
車いす(手動)を漕いでるんですね。
『ちょっとそれ、なんか可哀想だな...(^-^;
誰か押してやれよな。』
そうなんですけど、
でもそれ当人からしたら
誰にも手を出してほしくないというか、
そっとしておいてほしい
のかもしれないんですね。
あれはあれでいいのかもしれないんです。
本人がそう仕向けたのかも...
『ん~そうかもしれないけど
気にはなるところだけどな。(^-^;』
まぁそうなんですけどね。
でもああいう場面で、
仮にすぐに手を出しちゃうと(手助け)
その当事者にある感情に
させてしまうんですよね。
『ん、それは?』
はい、「自分は可哀想なヤツ」という感情です。
これはたぶん
人間の本能的なものなんですよね。
というのは、昔僕の息子がまだ3歳頃に
言われたことなんですけど、
机で僕と並んでおもちゃで遊んでいた時に、
息子がおもちゃで少し指を挟んだかで
ちょっと痛がっていたので、
すかさず僕が「大丈夫か、○○くん。」
と手を差しのべかけたら、
息子に「かわいそうなきもちになるから
やめてよ。」
と言われたことがあったんですね。
ドキッですよ。
あんな3歳くらいの子が言う言葉なんですから
余計な感情がない率直な心情なんでしょう。
『ふ~んなるほど、それはそうかもな...
じゃあそんな場面に出くわしたら
どうすればいいんだ?』
はい、ズバリ
しばらく見守ることをお勧めします。
すぐには手を出さないというか
様子を観るというか待つというか...
(別名:「さりげな観察力」、
必殺仕事人力とも言います。笑)
『え、と言うと?』
はい、よく介護の現場では何かにつけて
この「見守る」ことを推奨されているのですが、
なんでかと言うと、
そんなに緊急性がないと思われることで、
(この判断基準は非常に難しいんですが)
「あ、この人障壁(バリア)に
出くわしてるな」と思っても、
介助者はすぐに手は出さず
ちょっと様子を観ることで、
自分でなんとかすることでの、
当事者の自立に向けての意識を
少しも芽生えさすために。(^-^)
あとリハビリ効果も少し狙っているのかな...
まぁでも障がいの程度によっては
誰かの手助けが必要不可欠な方もいるので、
難しいところなんですけどね。
ちなみに良い?「見守る」には、
他の事象に影響を受けず
右往左往しないで待つ心、
気持ちを変えないで気長にしたたかに待つ姿
というか信念の強さのようなものを感じますね。
そして必要とあらば、
「さりげなく」涼しい顔をしてササッと...
必殺仕事人のごとく...(笑)
この力の最大のポイントは
「さりげなく」というところで、
当事者にしても被当事者にしても
余計な気を使わなくできるんです!(^-^)
『ふ~んなるほど。「さりげなく」か...』
あ、あとこのさりげなく観察する時に
有効になってくるしぐさ?があるんですよね。
それは、時々横目を使うこと!
まぁこれは誰でも時々すると思うんですけど、
何かをしてるフリをして
実はうかがっているというか...
それから窓ガラスを鏡にして
周囲の状況を確認することとかかな。
(これ僕は地下鉄の窓で
人間観察する時に使ってます。笑)